集英社の月刊漫画雑誌ジャンプSQ.にて13年12月号より連載が始まり、今年の4月6日(水)からはテレビ東京系にてアニメ放送が開始したバトルアクション・ファンタジー『双星の陰陽師』と、その躍動感溢れる世界観に共感した『SCANIA(スカニア)』とのコラボレーション企画が実現した。
双星の陰陽師は日本古来の陰陽師を題材に、躍動感溢れるバトルシーンと、神託によって“双星の陰陽師”の称号を与えられた男女2人をめぐる人間ドラマとが交差し、男女を問わず多くのファンに支持されている人気作品。アニメ放映開始直前には、G16キャブに日本フルハーフ製ドライウィングコンテナを装備したトラックを完全オリジナルデザインで仕上げたコラボレーションモデル「双星号」が完成し、3月26日(土)、27日(日)に開催された日本最大級のアニメイベントAnimeJapan 2016の会場周辺でお披露目された。
「双星号」は全長11,900mm、全幅2,490mm、全高3,005mm、車両重量9,620kg。DC13エンジンが産み出す410HPの出力と扱い易いトルク特性で実用性にも優れる。
双星号、初披露の舞台となったイベントAnimeJapan 2016
多くの来場客で賑わう会場の東京ビッグサイトには巨大なキービジュアルが目を引く双星の陰陽師ブースが登場。陰陽師の敵“ケガレ”と一緒に写真が撮影できるフォトスポットに加えて「双星のセーマン・ラリー」と題したスタンプラリーも実施され、指定の5か所を回って異なる5つのスタンプで五芒星(セーマン)を完成させると先着で双星の婚姻届が手に入るこの企画のために、様々な来場者が各ブースを回る姿も印象的だった。また、2日間にわたって7名のキャストが集結した「双星の陰陽師 レゾナンステージ」も開催。アフレコ時のエピソードなどを交えながらのトークにはブースに収まりきらないほどの来場者が詰めかけ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
その会場周辺を周遊した双星号は、専用設計のコンテナを装備した所謂「単車」。左側面を情熱的なレッドと主人公・焔魔堂ろくろ(えんまどうろくろ)のイラスト、右側面をクールなブルーとヒロイン・化野紅緒(あだしのべにお)のイラストでラッピングし、各部に霊符をイメージしたモチーフが追加されている。会場周辺を周遊する姿に遠方からでも惹きつけられる鮮やかなカラー&イラストのインパクトは巨大トラックならではだ。当日は化野紅緒役の潘めぐみさんと音海繭良(おとみまゆら)役の芹澤優さんが双星号と初対面。アニメの見どころや双星号への感想をうかがった。
化野紅緒役の潘めぐみさん(左)と音海繭良役の芹澤優さん(右)
潘めぐみさん
双星の陰陽師はアクションも多いですが、キャラクターひとりひとりが抱える過去やバックボーンも深くて、その人間ドラマにもグッとくる作品だと思っています。ろくろと紅緒は最初はお互いが「フンッ!」という雰囲気ですが、周りの人々を通してお互いのことを知っていくので、人とのかかわり合いが大切に描かれている作品だなぁと思います。紅緒を演じる上では感情表現としては抑えつつ、でも心の中には熱いものを抱えている雰囲気を出せるように右往左往しているところです。
双星号は実際目の前にしてみると大きいですが、トラックの下を見ると霊符になっていたりと細かいディテールにもこだわりを感じますね。色も青と赤で目を惹くので、見かけたらぜひ追いかけてもらいたいです(笑)。
芹澤優さん
双星の陰陽師を初めて読んだ時に、もっともっと読みたいと思ってどんどん引き込まれていきました。私はろくろと紅緒ちゃんの素直じゃない関係が好きで、あの2人のキャラクターはつい応援したくなってしまいますよね(笑)。繭良は戦闘シーンが多い作品の中でも前半は学校のように日常の場面で出てくることが多いので、戦いとのギャップや、幼馴染みならではのろくろにしか見せない表情を声で表現出来たらなと思っています。
双星号はバスが小さく見えるほどで、サイズ感がケタ違いですね!その分、双星の陰陽師にかける色々な方の思いが感じられるので、自分も芝居で返していかなきゃ、と思います。
花江さんがゆくケガレ祓い inアニメイト訪問&第一話先行上映会
続いてアニメ放送直前となる4月4日(月)には、主人公・焔魔堂ろくろ役の花江夏樹さんが双星号に乗り込み、コミックス8巻・ジャンプSQ.・週刊少年ジャンプ発売を記念してアニメイト店舗のケガレ祓いのため都内を周回。アニメイト池袋店・アニメイト新宿店・アニメイト秋葉原店の3店舗の「双星の陰陽師」コーナーに花江さんにより霊符が貼られた。また、各店舗には696(ろくろ)枚の黒い霊符も花江さんが奉納。
また、この日は第1話の先行上映会も行なわれ、花江夏樹さん、潘めぐみさん、芹澤優さん、そして国崎慎之助(くざきしんのすけ)役の山下大輝さんが登壇。それぞれが演じるキャラクターへの愛に溢れたトークでファンを魅了した他、イベント終盤には各キャストが感じる作品の魅力や放送開始に向けての意気込みも語られるなど、双星の陰陽師にかかわる様々な人々の情熱が改めて感じられる一夜となった。
スウェーデン生まれのスカニアが様々な物流をサポートすることで運んでいるのは、そうした「人々の思い」でもある。多くのスタッフ&キャストの思いが形になった日本のカルチャーとのコラボレーションは、スカニアのそんな側面を改めて感じさせるものとなった。アニメ双星の陰陽師は毎週水曜夕方6時25分よりテレビ東京系にて放送中。同作品とスカニアのコラボレーションに、今後もご期待いただきたい。
SCANIA×双星の陰陽師 特設サイト
TVアニメ公式サイト
ジャンプSQ.公式サイト
テレビ東京・あにてれ
Text:Jin Sugiyama