操縦性に優れ視界が広いスカニアは、女性トラックドライバーにも運転しやすい! 〜株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレス様〜
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操縦性に優れ視界が広いスカニアは、女性トラックドライバーにも運転しやすい! 〜株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレス様〜

GRIFF IN MAGAZINE初の女性トラックドライバー登場!

女性の社会進出が進み、これまで男性比率が高かった業種でも女性が活躍するシーンが多くみられるようになった。しかし、2020年の厚生労働省における調査によると、運送業界における女性ドライバーの割合は、わずか2.3%(約4.7万人)に留まるというデータが示されている。

一方、女性ドライバーならではの能力が高く評価されており、大型免許を保有する女性も13万人を超えている。国土交通省は物流の業界の中でも女性の活躍を促進するために、女性トラックドライバーを「トラガール」と命名し、経営者に向けた女性ドライバー雇用への意識改革、女性ドライバーが働きやすい労働環境の整備など、さまざまな施策を実施。

操縦性に優れ視界が広いスカニアは、女性トラックドライバーにも運転しやすい

また、同省および全日本トラック協会では、「女性ドライバー等が運転しやすいトラックのあり方検討会」を2018年に設置。同会で検討された結果、女性が運転しやすいトラックの要素として、「安全性」と「使い勝手」があげられた。前者の項目では運転しやすいこと、視認性に優れていること、荷役の作業性が良いことなどが、後者では仕事や私物を整理整頓しやすいスペースを有すること、休憩時に疲労回復が可能な設備を持ち、かつプライベートが確保できること、スイッチ類の操作がしやすいことなどが盛り込まれている。

株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスのスカニアドライバー、近藤 愛さん

株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスのスカニアドライバー、近藤 愛さん。

それらの条件をおおむね満たすトラックのひとつに、『SCANIA(スカニア)』があげられるのではないだろうか。スカニアは操縦性・スイッチ類の操作性に優れ、視界が広いため見晴らしは素晴らしく良い。車内の広さ、ベッドの心地よさにも定評がある。収納はとても多く、プライベートも十分に確保することが可能だ。

そこで、実際にスカニアのステアリングを握る女性ドライバーに、スカニアの良さ、乗りやすさなどを女性目線でお聞きする機会を得た。その女性ドライバーは、東京都大田区に本社を置く株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスに勤める近藤 愛さん。撮影のためにお願いした、トレーラーとの連結も実に鮮やかかつ速やか。美しく磨かれた紺色のスカニアトラクター「R410」を難なく乗りこすその姿に、取材陣からは「かっこいい!」という声が自然に出るほどだった。

グリフィンマガジン、初登場の女性トラックドライバー近藤さんと、彼女の愛車スカニアR410トラクター

近藤さんと、彼女の愛車スカニアR410トラクター。スカニアは、業務が終わるとバックに写るガレージで大切に保管される。

近藤さんは前職でも、国産のトラクター+トレーラーを運転していたとのことなので、実際に乗り比べてみた感想や、スカニアで定評がある乗り心地やパワー、そして気になる運転のしやすさや車内の快適性についてお聞きしてみた。

「スカニアは憧れのクルマでしたので、乗務できることがとても嬉しいです。以前乗っていたトラクターが少し古いモデルだったというのもありますが、スカニアに乗り換えた途端、車内は大変静かで、広く天井も高いので本当に驚きました。私の乗るRシリーズでは、運転席と助手席間のウォークスルーも可能です。乗り心地が良く、エンジン音が車内に響かないのも、疲れにくい理由だと思います。内装のプレミアム感、スイッチ類の仕上がりなどもまるで高級車のようで嬉しくなります。ベッドも心地よく、快適な休憩・仮眠ができます。

見晴らしが良く視界が広いので、運転はとてもしやすいです。シート調整の移動幅も大きいので、小柄な方も背の高い方もぴったりのシートポジションで運転ができるのではないでしょうか。スカニアはステアリングに遊びがなく、操作が正確にできるのも良いですね。切り過ぎたり、戻し過ぎたりすることがありません。それも乗りやすさにつながっていると感じます」

トラクターをトレーラーに連結するため、バック運転をする近藤さん。その姿は実に凛々しい。

スカニアの車内、ステアリングを握る、女性トラックドライバーの近藤さん。

見事なステアリングさばきを見せる近藤さん。

スカニアの高級感あふれる内装も、お気に入りだ。車内はチリひとつないほど綺麗に保たれており、しっかり整理整頓されている。小物入れの多さも、それに役立っているとのこと。

国際物流のオーソリティ、株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレス

近藤さんが勤務する株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスは、東京都大田区に本社、大阪府中央区に大阪支店、埼玉県春日部市に埼玉支店を置く。1989年の設立以来、貿易・輸送業務を行っている国際物流のオーソリティである。世界120以上の国や地域に提携企業を持つネットワークを生かして諸外国からコンテナを輸送し、さらに日本に上陸したコンテナをそのまま最終目的地まで運ぶ「ドレージ輸送」が主な業務となっている。

1989年に設立された株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレス。世界各国とのネットワークを駆使し、諸外国との貿易・輸送業務を行なっている企業だ。2021年には、国内でコンテナ輸送・トラック配送・荷役作業・倉庫保管などを行う一般貨物運送事業(海上コンテナ輸送事業部)をスタートし、国内における自社でのコンテナ輸送も可能となった。

輸送する物品・時間・コストなど、荷主のニーズ・オーダーに合わせ海上輸送・航空輸送を選択できるほか、国内における陸・海・空の輸送手段と連携した複合運送など、多種多様なプランニングが可能なのも同社の大きな武器だ。また、貿易業務に強いことを生かし、通関手続きの代行、機械・中古機械の輸出入及び販売など、さまざまな業務を手がけている。

コンテナを積んだトレーラーを牽引する、株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスのスカニアR410トラクター

コンテナを積んだトレーラーを牽引する、同社のスカニアR410トラクター。スカニアがまとう紺色は、同社のトラクター・トレーラーで採用されている共通カラーだ。

輸送で主に使用されるのは20フィート、もしくは40フィートコンテナだが、以前同社では日本に上陸したコンテナを目的地まで輸送する際は、外部の会社に依頼していた。そこで2021年11月、一般貨物運送を行う「海上コンテナ輸送事業部」を開設。自社によるコンテナ輸送・トラック配送・荷役作業・倉庫保管サービスをスタートした。これにより、海外から国内まで一貫した輸送対応が可能となり、オールインワンサービスを実現している。このほか、同事業部ではチャーター便・路線便などのトラック輸送も行うなど、きめ細やかなサービスも特徴とする。

この新事業部立ち上げのために新設されたのが埼玉支店で、その際同支店には、トラクターとコンテナ輸送用のトレーラーも配備された。以来、同事業部は着実に業績を伸ばしており、2023年9月現在、保有するトラクターはスカニアを含め13台、トレーラーは26台にまで台数を増やしている。

スカニアは、新しい事業部立ち上げのイメージリーダー

株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスの沿革や業務内容を説明してくださったのは、同社専務取締役 塚本 敏弘氏。塚本氏と前述の女性ドライバー・近藤さんは、まさにこの新事業部の立ち上げに関わった人物であるという。

取材にご協力いただいた、株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレス 専務取締役 塚本 敏弘氏。若くして海上コンテナ輸送事業部設立を推進し、積極的な展開で同事業の拡大に貢献する立役者だ。

ではどのような経緯で、スカニアを導入することになったのだろうか。

「『この業種を始めるのであれば、人生で一度は、憧れのスカニアに乗ってみたい』という話を聞いていましたので、2021年12月に新しく事業部を開設するにあたり、スカニア購入を立ち上げ計画の中に含めることにしました。

弊社は社長、そして私も含めまして上昇志向が強い会社だと思っています。そこで、『やるなら一番を目指したい』という気持ちがありました。また、事業のスタートを山登りに例えれば、ふつうの山に登る第一歩よりは、富士山への第一歩の方がより覚悟が生まれること、そしてやはり『クルマもかっこいいほうが良い』と思ったのです。そこでスカニアが一台あれば、企業立ち上げの弾みにも、イメージリーダーにもなると考えました」

同社にスカニアが納車されたのは2022年の春。取材時で、導入後1年半ほど経ったことになる。そこで塚本氏にも、その期間に感じたスカニアへの感想を教えていただいた。

「現場では、弊社の近藤とスカニアの組み合わせは注目を浴びることが多いようです。納品先でも、よく声をかけられたり、車内を見せて欲しいと言われたりするそうですよ(笑)。

また、大変感心しているのが燃費の良さです。港から都市部を抜ける渋滞が多いルートの走行が多く、港での待機も長いという条件でありながら、燃費は約3km/ℓに達します。良い時では4km/ℓをマークすることもあります」

2021年に一般貨物運送事業を開始した同社が、その旗揚げのイメージリーダーとして導入したスカニアR410トラクター。R410に搭載される「DC13」型12.74ℓ直6エンジンは、最高出力410馬力(302kW)/1900r/min、最大トルク2150Nm(1000-1300r/min)を発生する。

さらに塚本氏は、意外な「スカニアの美点」も教えてくださった。

「実は、近藤は運行管理者の資格も持っています。ドライバーをしつつ配車などの実務も担当するため、車内でパソコンを使った仕事も多いのです。そんな時スカニアにはUSBポートがあり、電源の確保が容易なのは大変助かりますね。運転席と助手席の間に直に座ってパソコンを使うと、ちょうどドリンクホルダーが目の前にあったり(笑)、冷蔵庫も備わっているので、まるで部屋のような感覚で仕事ができます。プリンターも持ち込んでいるんですよ。

出先で時間があるとき、車内で内勤の仕事がこなせると、帰社後に残業をしなくて済みますので、とても助かっています。エンジン停止時でも、冷暖房が効くのもありがたいです。スカニアは、移動オフィスとして使用できる側面もあると思います」

このように、株式会社ハーベスト・ワールド・エクスプレスではスカニアを大いに気に入っていただいており、今後もスカニアの追加増備を検討しているという。急成長を遂げる同社輸送部門のさらなる発展と、近藤さんとスカニアの活躍にエールを送りたい。

海上コンテナ輸送事業部設立に際して、近藤さんもその立ち上げに関わったという。運行管理の資格も持つため、ドライバーだけでなく配車や管理も行うなど、業務を行う上で大切な中心人物でもある。

スカニアが女性ドライバーの増加に一役買うことを期待

優れた道具は仕事の効率をあげるだけでなく、さまざまな問題を解決することもある。トラックもまた輸送における道具である以上、優れたトラックであるならば同様のエフェクトをもたらすだろう。

大型トラクターのスカニアを颯爽と乗りこなす女性ドライバー・近藤さんがおっしゃった通り、運転がしやすく車内も広いスカニアは、男女の性別・年齢に関わらず、どんなドライバーに対しても安全かつ快適な乗務を可能とする。女性ドライバーが著しく少ない、という運送業界の現状を変えていくことは容易ではないが、優れた資質を備えたスカニアは、それを解決に導くひとつの方法なのではないだろうか。スカニアが女性ドライバー増加に一役買うことに大いに期待したい。

※取材車両に使用されているシートカバーは社外品のため、スカニアジャパンでは取り扱っておりませんのでご注意ください。

スカニアは、性別、年齢に関わらず、どんなドライバーでも難なく乗りこなせるトラック

近藤さんとスカニアが並ぶと、スカニアの威容に驚かされる。性別、年齢に関わらず、どんなドライバーでも難なく乗りこなせることを感じさせるショットだ。

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スカニアもすっかり日本の風景になじむようになった。この写真で運転するドライバーは、もちろん近藤さんご本人だ。

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スカニアを運転できる嬉しさで、笑顔がこぼれる。

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カプラーの連結作業もお手のもの。

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スカニアの個性でもある、迫力あるフロントビュー。深みある紺色の車体は、近藤さんに磨き上げられ、さらに美しく輝いている。

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スカニアの象徴・グリフィンマークが空に映える。

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40フィートコンテナを運ぶトレーラーを連結すると、トラクターを含め全長は15m以上に達する。安全運転を実現するには、トラクターの操縦性が高いこと、運転のしやすさも重要なファクターであることがわかる。

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この記事の主役である近藤さん、塚本氏、そしてスカニアを一緒にフレームイン。取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。

Text:遠藤 イヅル
Photos:大石 隼土

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