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Try & Action!――スカニアが運ぶ未来への想い 〜株式会社カネヨシ〜

歴史ある総合物流企業、株式会社カネヨシ

スウェーデンのトラック・バス・産業用エンジンメーカーの『SCANIA(スカニア)』と、その日本法人スカニアジャパンが販売中のリジッドトラック。トラクターで評価が高い「スカニアの美点」である高出力・優れた燃費・乗り心地の良さ・快適性はそのままに、日本市場における使い勝手を追求して開発されており、2018年に市場投入が始まってから、着実にその台数を増やしている。

愛知県みよし市に本社を構える株式会社カネヨシは、スカニアリジッドトラックを3台運用する総合物流企業だ。昭和49年に創業し、2020年で創業46年を迎えるという歴史を誇る同社は、自動車部品を軸に、トラックによる輸送部門・倉庫での製品保管および出荷業務を行う物流部門、樹脂製品などの検査技術部門など多岐にわたる事業を展開。この3部門は強い連携と有機的なネットワーク化がされており、配送業務のメイン業務から、検査・梱包・組付け・出荷まで一貫連携して請け負う事が可能な『一貫業務請負システム』である「カネヨシEX-SYSTEM」を構築している。事業所は本社のほかみよし市内、宮城県仙台市、山形県山形市、栃木県佐野市、神奈川県相模原市にも置かれ、2020年12月現在、トラックの保有台数は約100台、従業員数約430名という大きな規模を擁している。

株式会社カネヨシでは、2020年12月現在、従来モデルを1台・新モデル2台のスカニアリジッドトラックを所有する。写真は、同社が保有するスカニアとしては2号車となる、Rシリーズの「R410 6×2」。2号車は仙台営業所に配置。仙台〜みよし間を中心に運用される。

同社では、「今日より豊かな明日へ “Try & Action” 未来への想いを届ける カネヨシ」というスローガンを持つ。社員一人ひとりが「思考」と「挑戦」を繰り返し行うことで、「最高品質」「低いコスト」「確実な納期」を実現。「業界ナンバーワン」では無く、「顧客ナンバーワン」として選ばれ続ける企業として発展を続けている。安全への取り組みや地域貢献も積極的に行なっており、2020年5月には、自社トラックを本社所在地・みよし市のPR用ラッピング車に仕立て上げた。日本各地を走るトラックのウイングボディという大きなキャンバスに、ギネス記録サイズを誇る大提灯・みよし池祭りの提灯船・花火を配置したもので、みよし市内の中学校で行われたフェスティバルのステージに活用されるなど地域でも活躍中だ。このほか、みよし市の伝統文化である「三好太鼓」のボランティア輸送、日本各地への災害復興支援など、様々な活動を行なっている。

地域に愛される企業を目指す株式会社カネヨシは、本社のあるみよし市を紹介するラッピングトラックを自社制作。無償で地域PRを行なっている。

株式会社カネヨシのスカニアには、こだわりポイントがいっぱい

株式会社カネヨシでは、前述の通り3台のスカニアリジッドトラックを走らせている。1台目は2018年5月に初導入された従来モデルの「G410」で、2019年には新モデルの「R410」、さらに今年になってもう一台「R410」を導入した。同社の車両はいずれも、同社標準のオリーブグリーン+クリーム帯のカラーリングをまとうが、スカニアに関してはメタリックカラーで、グリルには控えめなゴールドの差し色も塗られているため、鮮やかさと落ち着きを兼ね備えたシックな雰囲気を得ている。架装されている日本トレクス製のウイングボディにも、大きなグリフィンが描かれているのも特長だ。

スカニア新モデルの上位モデルRシリーズは、ベッドが大きく、快適で広い「スリーパーキャブ」(R20H)を備える。搭載されるエンジンは「DC13」型で、直列6気筒12.7ℓから最高出力410ps(302kW)/1900rpm/min、最大トルク2150Nm/1000〜1300rpm/minという高出力・高トルクを発生。かつ、優れた燃費性能も両立する。

スカニアがトラクターで得ている高評価はそのままに、2018年から発売を開始したリジッドトラックは、日本トレクス製のウイングボディを採用。輸入トラックでも使い勝手の良さを追求した「日本専用設計」で、こちらも好評を得ている。

宣伝効果・求人効果も高いスカニア

そこで、同社がどのようにしてスカニアの導入を決めたのか、そして実際に運用してみてのご感想を、株式会社カネヨシ 代表取締役社長の鈴木 克尚氏にお伺いした。

「私自身が、以前から“スカニア、格好いいな”と思っており、2017年の東京モーターショーにスカニアが展示してあったのを見まして、その場でスカニアジャパンの担当者の方に『一台、購入したい』と話をしました。そして、翌年の春に1台目が納車されました。その後は、毎年1台ずつ追加をしています。1台目と2台目は仙台営業所に配置して、みよしの物流センターとの間を往復しています。3台目は相模原に置き、関東を中心に活躍中です。当社ではスカニアを特別仕立てにしており、ボディカラーもメタリック仕上げです。背面のスローガンも、スカニアのみフォントを変えているなど、こだわったポイントがたくさんあります」

株式会社カネヨシ 代表取締役社長 鈴木 克尚氏。400名以上が働く大きな会社を牽引する、若きリーダーだ。「業界ナンバーワンではなく、顧客ナンバーワンを目指す企業」を目指し、物流の常識を覆すさまざまなアイデアを経営に投入している。

「スカニアは、形が良いですね。それがまず一番です。弊社のドライバーも、皆乗りたがっていますが、全車スカニアということも難しいため、各営業所で一番優秀な選抜ドライバーが乗るようにしています。快適性も、ドライバーから評価が高いです。燃費も優れており、オートマチックの出来も素晴らしい。オートクルーズの設定速度も安定しています。弊社では、東北エリアの走行も多いのですが、ドライバーからの声ですと、スカニアは雪道に強い、という話を聞きます。トラブルも、スカニアではほとんどありません」

鈴木氏は、「スカニアの良さは、車両自体だけはなく、大きな宣伝効果や求人効果、社内のモチベーションアップにも表れている」ともおっしゃった。高速道路のパーキング・サービスエリアに停車していると、他の会社のドライバーが声をかけてくるという。「スカニアに乗りたい」というドライバーからの求人効果も高いとのことだ。

スカニアの背面には、スカニアと株式会社カネヨシのロゴマークとともに、同社が大切に守るスローガンが飾られる。この文字は、同社保有の他のトラックにも入れられているが、スカニアのみフォントを変えているという。

株式会社カネヨシが運用するトラックは、適度な鮮やかさと落ち着きを兼ね備えたグリーンのボディカラーをまとう。その中でも、スカニアはメタリックカラーの特別仕立て。グリルに入れられたゴールドの差し色も効果的だ。迫力と品位を併せ持つスカニアは、和的で美しい色も似合う。

スカニアは道を選ばない

スカニア新モデルのドライバーを務める外崎 基理久氏は、スカニアに高い評価をくださった。「貨物を積んだ状態でも、坂を難なく登っていくパワーが素晴らしいです」

今回の取材では、スカニア2号車にお乗りの外崎 基理久(とのさき のりひさ)氏に、スカニアのステアリングを握った感想をお聞きすることもできた。

──スカニアに乗られて感じられた印象はいかがですか。

「ひとことで言えば、スカニアには、輸入車、スウェーデン車であることを強く感じます。スウェーデンの人になった気持ちで運転していますよ(笑)。スカニアは、低速からのパワーがありますので、積載状態の登り坂でも、グイグイ登っていきます。今まで乗っていた国産トラックでは、登り坂に差し掛かるといろいろ気を遣っていたのですが、スカニアはそれがありません。道を選びませんね。スムーズなオートマチックも素晴らしく、とても乗りやすいクルマです」

──仙台まで片道約750km、2日かけて往復1500kmを移動するとお聞きしました。スカニアは長距離走った際でも疲労が少ないということでも定評がありますが、実際に走られていかがでしょうか。

「車内はとても快適です。装備もたいへん充実しています。視界も広く、シートも良いので、疲れにくくてラクです。車内の広さも嬉しいですね。立って着替えができるのはとてもありがたいです」

2019年初頭から運行を開始した2号車は、日夜休みなく走り続けているが、車体や荷台は隅々まで新車のような美しさを保つ。外崎氏の、スカニアへの愛情の強さがわかる。

豊富な快適装備、広い視界、疲れないシートなどにより長距離運用も難なくこなし、ドライバーに疲労を残しにくいスカニアのダッシュボード。本革ステアリング、アクセントとなるシルバーの加飾など、高級乗用車並みの品質と仕上がりは、何度見ても驚かされる。

物流の常識を打ち破る精神を持つ企業と、革新性溢れるスカニアの融合

株式会社カネヨシを訪問して思ったのは、社内の明るい雰囲気だった。鈴木氏率いる同社では、従業員に向けた季節ごとのイベントや、予防接種などを積極的に行なっており、社員思いの社風が感じられた。品質向上への高い意識、安全運行への徹底した取り組み、そして地域貢献など、物流の常識を打ち破るような様々なチャレンジを続ける株式会社カネヨシに、画期的な新機軸をいくつも生み出す革新性・高い安全性・ドライバー思いの設計を持つスカニアは、まさしく最適な車両ではないだろうか。今後も、“Try & Action” 未来への想いを届ける カネヨシ“のスローガン実現に貢献する、同社のスカニアの活躍に期待したい。

ウィングボディの側面に大書されたスカニアのグリフィンマークは、このトラックがスカニアという証のひとつ。迫力あるタッチのマークは、鈴木氏のこだわりポイントのひとつでもある。

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数多くのトラックが憩うパーキングエリアでも、スカニアの存在感は傑出していた。

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2020年11月の取材時には、すでにタイヤはスタッドレスタイヤに履き替えを終えていた。フロントタイヤの銘柄は、ミシュランのトラック・バス用スタッドレスタイヤ「XDW ICE GRIP」で、サイズは315/70R22.5。美しく磨かれたアルコア製ホイールのセンターから覗くハブは、ボディカラーと合わせてグリーンに塗られている。

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スカニア新モデル・リジッドトラックの燃料タンクは標準で300+200ℓの合計500ℓで、一般的に燃料タンク容量が400ℓの低床4軸車よりも容量が多い。また、3軸ながら国産4軸の低床ウイングボディ車と同等の荷台高さを実現している。

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写真からも高品質なのが伝わるメーターパネル。Rシリーズでは、大型で視認性に優れた7インチカラー液晶をビルトイン。車両のリアルタイム情報などをわかりやすく表示する。

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社名が入ったバックボードの前で、キリリとした表情を見せる鈴木氏。今後も、物流業界を引っ張っていく新しい流れを生んでいくに違いない。

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Text:遠藤 イヅル
Photos:安井 宏充/Masato Yokoyama

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