CUSTOMER

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

全国に向けて発信されるSNSでスカニアビジネス・チャンスを広げ、新しい仕事を見逃さない。そんなコミュニケーション・ツールとしてSNSを駆使しスカニアの輪を広げて行く。時代の流れを読み、変化を恐れない、大阪府堺市に本社を構える株式会社泉北商運を訪ねました。

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

今や世の中、誰もがSNSをひとつぐらいやっていても全く特別ではない時代。関心のない方や好きでない方には別の惑星のお話のように感じられるかも知れませんが、FacebookやInstagram、Twitterなどを通じて個人と個人がコミュニケーションしていくのも当たり前といえば当たり前ですし、SNSを有用なビジネスツールとして活用している企業があるというのも事実です。

運送会社というコンタクトする層が限定されがちな専門的カテゴリーの企業でありながらFacebookで多くの閲覧者を集めている、泉北商運もそのひとつ。そして泉北商運のページを訪ねてみると、そこには同社が保有する色とりどりの『SCANIA(スカニア)』の写真がたくさん散りばめられていたのでした。

スカニアには人を呼び寄せる力がある

大阪の堺市に本社を構える株式会社泉北商運は、2007年に代表取締役の小谷 憲作さんと副社長である小谷 英史さんの御兄弟によって創業された比較的若い会社です。この10年の間に社員は90人へと増え、大阪の南港と神奈川の川崎・東扇島に営業所を構え、トラクター30台、キャリアカー5台、冷凍車50台など150台以上を保有、と大きな成長を遂げてきました。近畿圏と首都圏を中心に鮮魚・青果・冷凍食品、コンテナ、自動車、オークション出品物などの輸送を担っています。

同社はこれまで、9月に納車となった新車を含め、8台のスカニアを導入してきました。創業してしばらくの間までは御自身もドライバーとしてクルマを走らせていたという小谷 憲作社長に、スカニア導入の理由を訊ねてみました。

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

株式会社泉北商運 代表取締役 小谷 憲作氏

「僕は昔、日野時代のスカニアに乗っていたんです。その頃と較べて大きく進化してるとは思うのですが、まずクルマそのものの出来がいいですよね。まず、スカニアは疲れにくいんです。例えばシートも、ちょうどいいっていったら解りにくいかも知れないけど、硬すぎず柔らか過ぎずで身体もしっかり支えてくれて、すごくいい。リターダーの効きも、ものすごくいい。20トンとかを引っ張ってると、峠の下りとかは怖いんですよ。名阪国道とかは上り下りがあって、カーブが多いわりには流れのペースが速いんですけど、スカニアだとリターダーのおかげで怖さがない。力もあるから、ドライバーがそんなに頑張って走らなくてもいい。リラックスして運転できるんです。いろんな部分がドライバーを疲れさせないように作られてるんですよ。長距離のときも、空間が広いから快適ですしね。そういうのは全部、安全な運行に直結します。だからドライバー達みんなに乗らせてあげたいな、と思ってるんです」

元々は国産車ばかりで、これからはスカニアの比率を上げていこうと考えてるそうですが、現状ではさすがに全車スカニアに、というわけにはいかないとおっしゃいます。

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

「スカニアは安くないですからね。でも、値段はそれなりに高価なんですけど、それ相当にクルマはいいし、それ相当の装備がついてるから、ある程度は高くても仕方ない。燃費もいいし最近のスカニアは全然壊れないから、ランニングコストも抑えられますしね。だから割高だとは思っていないんです。ただ、国産車と較べると導入時の金額が違いますからね。今、うちがスカニアを預けてるのはトップ・ドライバー達なんです。仕事ができるドライバーはスカニアに乗れるという目標を持ってもらって、そこを目指して努力してもらいたい。これからもっと台数を増やして可能性を広げていければ、スカニアに乗りたいドライバーは多いので、そういうふうになっていくと思うんです。それに、今はドライバー不足ですからね。スカニアがあるっていうことで、うちを選んでもらえるようになるといいな、とも思っています。スカニアは看板になるし、広告効果みたいなものもあるし、そういうものまで見込んで考えていくと、スカニアには値段以上の価値があると思えるんです」

そして、とても印象的な言葉をおっしゃいました。

「色んな方がスカニアに反応してくれるんですよ。スカニアには人を呼び寄せる力があるんです」

その端的な例が、小谷 英史副社長が手掛けているFacebookなのだそうです。

Facebookで繋がるスカニアの輪

小谷 英史副社長は創業から1年少々して会社が上手く回り始めると、他にもやりたいことがあったために泉北商運を一度辞め、1年半ほど前に復帰されたのだそうです。その頃は会社のウェブサイトやブログなども機能しているとは言い難く、また小谷 憲作社長も会社をもうワンステップ引き上げていく施策を練っていたタイミング。その一環として情報発信のテコ入れを試みたところ、おもしろい反応があったのだそうです。

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

株式会社SSコーポレーション 代表取締役 小谷 英史氏

「ブログでスカニアのことを書くと、閲覧者数がいきなり倍以上になったんです。反応がものすごかった。今はFacebookをメインにしているんですけど、とにかく“スカニア”という言葉に対する反応が常によくて、ウェブをお願いしてる会社の人も“こんなに反応があるのは普通じゃない”と驚いてるくらいです」

9月末の段階で、泉北商運のFacebookのフォロワーは3100人を超え、まだまだ伸びていく勢い。ひとつの投稿に対して、多いときには1000人近くの人が“いいね!”のボタンを押しています。それがどれくらいのものかといえば、フォロワーの数こそ違いますが、“いいね!”の数については、投稿によってはスカニアジャパンのFacebookのものに迫ることがあるほど。一般的にも、それは少ない数とはいえないレベルです。

「最初はスカニアの名前でここまでヒットするとは思ってなかったんですけど、とにかく今は保有しているスカニアを掲載して、スカニアの名前を利用して(笑)泉北商運の名前を売ってるカタチです。そうすると結構問い合わせがあったりもするんですよ。ドライバーの方から“スカニアに乗らせてもらえるんですか?”って。スカニアを何台も保有してることを知って、泉北商運にも興味を持ってもらえる。業界全体がドライバー不足に悩んでいる中、スカニアは人材確保に大きく役立ってくれてますね」

Facebookとスカニアの組み合わせが生み出すメリットは、それ以外にもあるのだそうです。

「もちろん泉北商運という運送会社を知ってもらうためのPRにもなっていますし、本来だったら関わりがなかったはずだった全国のスカニア・ファンの方からコメントをいただいたり、それに返信したりという、コミュニケーション・ツールにもなってくれています。注目していただけてる分だけビジネス・チャンスも広がって、これがきっかけになって新しい仕事に結びついたこともあります。いい循環を生んでくれてますよ」

スカニアはこれまでで一番のクルマ

泉北商運のスカニア導入は外に向かって思わぬ効果を生み出しているようですが、社内的にはどうなのでしょう? 小谷 憲作社長がトップ・ドライバーのひとりとしてスカニアを預けているひとり、亀井 徹さんにもお話をうかがってみました。亀井さんはスカニアに乗って3年。これが2台目で、現在のクルマは新車から担当して19万キロ走行しているそうです。

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

ドライバーの亀井 徹氏

「まずエンジンは同じ450psでも、国産車より力がありますね。トルクの出方が違うのかな。ストレスと感じたことは全くないですね。それにリターダーがよく効いてくれます。驚くほど効きますよ。ブレーキがいらないくらい。リターダーが効くのはリアだけだから、フロントとのバランスを考えてもちろんブレーキも使いますけど(笑)。自分がよく走っているルートは、峠ばかりなんですよ。スカニアは登りでは力があるし、下りではリターダーが効いてくれるから、そういうところで精神的にとても楽です。乗り心地がいいのにハンドルには不自然なところはなくて、気持ちにゆとりが生まれるから、飛ばそうっていう気にならないです。焦らなくても力があるせいか自然と時間には間に合うっていう感じです。気持ちに余裕を持たせてくれるクルマですね。それは安全にも結びついてると思います。

これまで乗らせてもらってきたクルマの中で、これが一番ですね。段トツで一番です。性能的にもそうだし、気持ちの余裕の面でもそうだし、それにスカニアに乗ってるっていう誇りを感じられることも大きいです。スカニアは、ドライバーにとっての憧れなんですよ。自分が乗ってるから合わせたいっていうこともあるんですけど、スカニアのブレスレット、買いました(笑)。それにどこの会社でもそうだと思うけど、仕事ができないドライバーにいいクルマは与えられないでしょう。他のドライバーの中にも、スカニアに乗りたくて頑張ってるヤツはいると思います。そういう意味でも、とても励みになりますよ」

スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜

そういえば、小谷 憲作社長はこんなこともおっしゃっていました。

「海外のトラック・ドライバーは、社会的にもっと尊重されています。日本は物流が回らないと国が回らないのに、国としての物流を支えるシステム作りが遅れてます。そうした色々な問題を解決していくきっかけとなるためにも、物流に関わる人間は、多くの人に憧れを持たれるようなカッコいいクルマをちゃんと走らせて、安全にしっかりと良い仕事をして、社会に貢献してるところを多くの方に見てもらう必要があると思うんです。そのためにもスカニアは役立ってくれると思いますね」

Text:嶋田 智之
Photos:YosukeKAMIYAMA

< スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜 />

< スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜 />

< スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜 />

< スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜 />

画像提供:株式会社泉北商運

< スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜 />

画像提供:株式会社泉北商運

< スカニアの魅力を全国へ、SNSを駆使した戦略でビジネス・チャンスを掴む 〜株式会社泉北商運様〜 />

画像提供:株式会社泉北商運

SHARE ON SOCIAL MEDIA

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

SCANIA JAPANの最新情報をお届けします。

スカニアの強力なパワーと快適さは、巨大なクレーンの部材を運ぶための最適な選択〜株式会社大矢運送様〜

スカニアの強力なパワーと快適さは、巨大なクレーンの部材を運ぶための最適な選択〜株式会社大矢運送様〜

2023年3月現在で移動式クレーンを147台有し、全国各地の建設・解体現場で活躍している、株式会社大矢運送を取材。10台以上の輸送用トレーラーセット・大型トラックを有している同社に、スカニア導入の経緯を伺った。

CUSTOMER
スカニアジャパン、国内第3の直営拠点「北九州ディーラー」の落成式&祝賀披露パーティーを盛大に開催!

スカニアジャパン、国内第3の直営拠点「北九州ディーラー」の落成式&祝賀披露パーティーを盛大に開催!

スカニアジャパンは、新たに2022年12月12日3店舗目となる直営店「北九州ディーラー」を開設、さらに2023年2月、オープニングイベントの一環として、スカニアのカスタマーや関係者を招き、北九州ディーラーの落成式および祝賀披露パーティーを開催しました。そこで今回は、その華やかな様子をレポートします。

Dealer
一生に一度は見たい!スウェーデンで楽しむオーロラ鑑賞

一生に一度は見たい!スウェーデンで楽しむオーロラ鑑賞

オーロラ鑑賞に適しているのが、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの北欧三か国。どの国にも、オーロラが頻繁に表れる「オーロラベルト」の中に含まれている地域があり、オーロラ鑑賞に適している場所がいくつもあります。今回は、そんなスウェーデンのオーロラ特集をお届けします。

Culture
自動車輸送のエキスパートも認める、車載トレーラー用スカニアの実力 〜株式会社ヤマサ様〜

自動車輸送のエキスパートも認める、車載トレーラー用スカニアの実力 〜株式会社ヤマサ様〜

広島県広島市に本社を置く株式会社ヤマサは、スカニア(SCANIA)を10台保有。内1台はイタリアのロルフォ製車載トレーラー「BLIZZARD J1」を牽引しており、車両を活用した輸送を展開しています。スカニアを導入した経緯、ドライバーの皆さんにお話を伺いました。

CUSTOMER
【新年のご挨拶】スカニアジャパン新CEO ペール・ランディアン氏に聞く、2022年の振り返りと、来たる2023年への展望

【新年のご挨拶】スカニアジャパン代表取締役社長 ペール・ランディアン氏に聞く、2022年の振り返りと、来たる2023年への展望

今年最初のGRIFF IN MAGAZINEは、毎年恒例となったスカニアジャパン代表取締役社長へのインタビュー。2022年4月に就任したペール・ランディアン氏に、さまざまな出来事があった2022年の振り返りと、期待に溢れる2023年についてお話を伺いました。

Scania Japan

サステナビリティにも配慮したスウェーデンのクリスマスの風物詩、イェヴレの藁のヤギ

スウェーデンのイェヴレ(Gävle)では、クリスマスの時期になると登場する「イェヴレの藁のヤギ」が世界中から注目されます。今回はちょっと不思議なスウェーデンのクリスマスの風物詩をご紹介。

Culture