INTERVIEW

SCANIAのドライバーになることは“優秀”の証! 株式会社 国際低温流通様

『SCANIA(スカニア)』を導入する会社に共通するのは、“強くて大きな理由”

欧州各国のように陸続きではない日本には、国情に合わせた独自の車両規格(幅や長さなどの数値的制限)、免許制度など独自の決まり事が数多くある。右ハンドル左側通行自体も、世界の中では少数派だ。日本独自の文化や規格に合わせて、特に軽自動車とトラック・バスは日本市場での使用を主眼に設計されている傾向が強いと言える。そのため日本では海外メーカーのトラック・バスの数はまだまだ少ない。このような環境の日本の中で、北欧スウェーデンのトラック・バス・産業用エンジンメーカーであるスカニアを導入する会社には、いずれも「スカニアを選ぶ理由」がある。2016年に入ってスカニアを相次いで2台導入した、大手企業の冷凍輸送を引き受ける「株式会社 国際低温流通」(神奈川県川崎市)にも、スカニアだからこそ選ばれた、「スカニアでなければ成立しない、強く、大きな理由」が存在する。

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約100台の冷凍輸送用トラクター&トラックを保有する、株式会社 国際低温流通(神奈川県川崎市)が新たに導入した2台のスカニアのうち、こちらはRシリーズ(R450)のトラクター。同社の他のトラックと同じく、シックなシャンパンゴールドカラーを纏う。

大手企業の冷凍輸送を数多く引き受ける、株式会社 国際低温流通

日本に限らず、数多くの食品の原材料は冷凍状態で海外から貨物船で輸入され、工場で製品化を行って冷凍食品や飲料などになって各家庭の食卓に届く。この原材料は港に陸揚げされてからそのまま工場へ運ばれ製品化されるのかと思いきや、実際はそうではなくいったん港や港湾部に存在する巨大な冷凍倉庫に保管、それから工場に運ばれて加工が行われ、製品となって再び冷凍倉庫に戻って再保管されているのだという。知っているようで知られざるこの物流の動きを教えてくれたのが、「株式会社 国際低温流通」の代表取締役である日高広秋氏である。神奈川県川崎市に拠点を持ち、冷凍食品輸送に特化したトラクターとトラックを合わせて約100台有する国際低温流通は、冷凍食品業界のトップメーカーの冷凍輸送を引き受ける、冷凍輸送のエキスパートである。

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もう1台がスカニアR410トラック。2016年7月現在、東日本エリアでスカニアの冷凍トラックはこれ1台のみ。
(写真提供 株式会社国際低温流通)

トラックドライバーだからこそわかること

俳優などをされていた日高氏は、持っていた大型免許を活かして食品輸送の仕事をはじめたが、その職場で配車、営業など次々とステップアップしていった。営業職に就いてから次々と取引先を獲得したという日高氏は、若いころに俳優をされていたというお話の通りたしかに話し方がはっきりとしていて姿勢も正しく、しっかりとした経営者という印象を受ける。そして日高氏が一念発起して国際低温流通を立ち上げたのは1999年、起業には勇気が必要だが、若き頃海外でヒッチハイクや働いたことなどで得た経験から備わった“度胸”が大いに役立ったという。そして同社は規模を次々と拡大、ますます盛業中なのは前述の保有台数をお聞きすればおわかりいただけると思う。

国際低温流通では、2016年に入り3月にトラックと5月にトラクターの合計2台を新たに導入した。営業運用に供する車両は一定の期間で入れ替えていく必要があるが、日高氏は以前よりバイク仲間だったスカニアジャパンの古田島氏からスカニアの存在を知り、それを機会にスカニア車の導入を決めた。古田島氏の人柄にとても惹かれたことも、購入の一因とのこと。それまで海外製トラックを運用したこともあり、スカニアを入れること抵抗はまったく無かった。そして、元トラックドライバーだからこそわかることがあると話す日高氏は、スカニア導入をドライバーのモチベーションアップのために活用している、とも語ってくださった。ではその内容は、どんなことなのだろうか。

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株式会社 国際低温流通 代表取締役 日高広秋氏。明るくはっきりとした話し方からは、同氏の強い意思と優しさを感じる。

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代表取締役の日高氏自らスカニアに乗り込み、各部のチェックを行う。これも元トラックドライバーならでは。
(写真提供 株式会社国際低温流通)

スカニア乗りは“優秀”ドライバーの証

日高氏によると、元トラックドライバーという視点から見てもスカニアにはいくつも優れている点があるという。例えば、キャビンの広さと静粛さ、視界の高さだ。ハイルーフのスリーパーキャブなのでキャビン内で立つことも出来、密閉性の高いキャビンは外からの音、エンジン音もシャットアウトする。乗車時間の長いドライバーにとってこれらは疲労の低減に直結する。また、ドライバーが思ったとおりの変速を行うだけでなく、最大のパワーと最高の燃費数値を出すことが出来るフルオートマチックトランスミッションにより、乗務中繰り返し行うシフト操作も必要がない。シートも座り心地がよく疲れにくいと評判だ。これらのスカニアが持つドライバーの労働環境改善設計は「ドライバー思いの設計」であり、実際、同社ドライバーからの評価もとても高い。そこで日高氏は、社内でとくに成績優秀なドライバーがスカニアに乗務出来るシステムを構築した。つまり、同社でスカニアに乗るドライバーはまさに”優秀”ドライバーの証ということになる。

無事故・無違反で法規を守り、時間にも正確なドライビングという「良い仕事」をすれば、必ず成果としてドライバー本人に嬉しい結果となって帰ってくる。その成果がスカニアへの乗務なのだ。これによってドライバーのモチベーションもあがり「いつかはスカニアに乗るのだ!」と奮起、ますます安全運転が励行されて事故も減っていくという好サイクルを生む。つまりスカニアの導入(スカニアに乗務すること)は、ドライバーにとって最高のご褒美となっている。ドライバーのご家族も、頑張れば評価してもらえるという業務評価の仕組みに感謝されているとのことだ。
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左から、スカニアジャパン・古田島氏、国際低温流通・日高氏、そしてスカニアのドライバーの座を射止めた古瀬氏。

日高氏はつねにドライバーとコミュニケーションを取り、彼らの声を汲み取っている。ドライバーにとって何が嬉しいことで、どんなことを評価してほしいかという現場の理解が出来るのも、元トラックドライバーである日高氏ならではといえるだろう。運転を数値で評価することは、とても難しい。だがスカニアならフリートマネージメントシステムとデジタルタコグラフによって、走行データから燃費、ブレーキの回数、速度など数値情報を得ることが出来るため、ドライバーの通信簿に必要な客観的かつ現実的な数値による評価基準を作ることが可能となった。これも、「めざせスカニア!」という仕組みづくりを成立させる材料となったのだ。

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トレーラーとの連結作業をする古瀬氏を談笑しつつ見守る日高氏。二人の表情から普段のコミュニケーションが豊富であることが伺える。

トラックドライバーから一目置かれる、スカニアの存在感

国際低温流通で運用される2台のスカニアのうち、トラクターに乗務するドライバーの古瀬氏にスカニアに対する率直な感想をお聞きしたところ、「なにもかも最高です。かっこいい。特に音!エンジンの音、ドアの閉まる音、リターダーの音、エアーの音、すべてです!」と満面の笑みで答えてくださった。日高氏も、スカニアの冷凍車はまだ東日本では数がほとんどなく、パーキングエリアなどでは同業のドライバーからとても注目されるため、スカニアに乗っていることを嬉しく思うという。とくに同社のスカニアの内装は、特注のベージュ色のダッシュボードにベージュの本革シート、コンビネーションカラーの本革ステアリングホイールという特注仕様で、モダンでシックなスカニアの内装がさらに上級に仕立て上げられている。これはたしかに乗っていて嬉しくなるし、このトラックで仕事したい!と思うだろう。

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スカニアのトラクターを洗車する古瀬氏。スカニア、すべてが最高です!と絶賛。乗っていても誇りが持てるという。この日も運転を終えて事務所に戻り次第、すぐに洗車を開始していた。

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古瀬氏のスカニアキーホルダー。撮影時に「撮るなら、これで!」と持って来てくださった。スカニアへの誇り、愛情を感じて取材陣も感激。

これからの国際低温流通は、スカニアとともに

日高氏にとってスカニアは、彼の考える「ドライバーへの思いやり」を実現するためにも必要な存在である。国際低温流通では、2016年にはさらに1台が運用を開始するほか、今後代替されるトラクター・トラックはすべてスカニアとなるという。日高氏の息子さんは同社最大の取引先である大手冷凍食品会社に勤務してお客様の視点に立ち日々実務経験を積んでおり、将来は国際低温流通を継ぐべく頑張っている。また、今年の10月には横浜に自社整備工場を備えた敷地に移転が決まっている国際低温流通は、これからもますます発展を続けるだろう。同社の繁栄をこれからもずっとスカニアが支えていくことを嬉しく思った。

スカニアはドライバーのモチベーションをアップさせる「かっこいい!」とシンプルに感じさせる製品としての魅力、日本における欧州製トラックというブランド力、経営者にとって重要なドライバーの労働環境改善とドライバーの評価を可能とする詳細な走行データを提供出来るシステムを備えている。冒頭で書いた「スカニアでなければ成立しない、強く、大きな理由」とは、これらスカニア製品の持つ特徴そのもの、なのである。

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国際低温流通の保有車両は、順次この迫力あるスカニアのトラクターとトラックに切り替わる。たくさん並んでいる姿を想像したら、それだけでワクワクしてしまう。

今回、同社とスカニアを橋渡ししたスカニアジャパン東京本社 セールス フリートセールス部長 古田島武夫氏は、燃費に優れ、長期間使用すればイニシャルコストとトータルコストの合算額は決して高価ではなく、運転状況を把握することで燃料費削減なども可能となるスカニア製品の良さを知っていただけるようにしたいと語る。そしてスカニアを導入するメリットは、こうした数値的なことだけでなく、乗り心地の良さや快適さがドライバーの労働環境改善につながることもより一層広めていきたいと話した。

スカニアを作る人、売る人、使う人すべてから、ドライバーへの優しさを感じるのだ。人に、環境に優しいメメーカー・スカニアが生み出すトラクター・トラックがこれからもっとたくさん日本で活躍して欲しいと願っている

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スカニアジャパン東京本社 セールス フリートセールス部長 古田島武夫氏と日高氏
古田島氏は以前より共通の趣味、バイク仲間だったが、同氏の情熱や人柄をとても気に入ったこともスカニア導入の理由のひとつだったという。

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一般的に想像されるトラックとは趣の違う、シックなベージュの本革、こうした特別注文にもスカニアジャパンは応じてくれる。これまでの「トラックドライバー=職業運転手」というイメージよりは、スカニアのドライバーはもっとスマートな「オペレーター」的な印象が似合う。

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上部がシートカラーとコーディネートされた、上品でセンス抜群の高級乗用車のようなステアリングホイール。ダッシュボードのベージュも特別仕様だ。

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トレーラーと連結するR450トラクター。背が高いキャビンはほぼトレーラーの高さと揃うので、同社所有のほかのトラクターに比べて迫力がある。

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スカニアらしく象徴のグリフィンがキャビンサイドに大胆に描かれるが、ボディカラーとの差異を抑えて派手さを抑え、シックなイメージも醸し出している。

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国際低温流通では、数多くのトラクターとトラックを運用するため、自社の整備場を持っている。2016年10月には、この設備ともども横浜に移転する予定。

Text:遠藤イヅル
Photos:横山マサト

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